第59回長野県眼科フォーラム 特別講演

「緑内障診療に重要な眼圧のはなし」

東京慈恵会医科大学 眼科学講座 講師 寺内 稜

緑内障治療で唯一エビデンスのある治療法は眼圧下降である。そのため日本人の眼圧動態をより深く知ることは非常に重要と考えられる。
Japan Ningen Dock Studyは、日本人間ドック・予防医療学会が定めた健診施設機能評価の認定基準を満たした認定医療機関が参加するデータベースであり、日本全国から健康診断および人間ドックの検査結果が収集されている。2018年度のデータベースでは、全国291認定施設から人間ドック受診者約195万人分の検査情報が収集された。本データベースから得られる眼科関連の検査情報は、非接触型の眼圧検査のみであるものの、全国規模(2018年度は43都道府県)の膨大な眼圧データというユニークな特色を持つ。
本演題では、Japan Ningen Dock Studyの大規模眼圧調査によって得られた日本人の眼圧動態に関わる幾つかの新しい知見をご紹介したい。