第59回長野県眼科フォーラム 特別講演

「ドライアイ診療のチップス」

京都府立医科大学 客員教授 横井 則彦

ドライアイは3つのサブタイプに分類され、それぞれを正確に鑑別診断しなければ、治療が手探りになる可能性がある。我が国では、ドライアイの主要な病態(涙液層の安定性低下や瞬目摩擦)に対応する眼局所治療を効果的に用いることが可能であるため、鑑別診断を行うことで、治療効果を高め、患者満足度を向上させることができる。
ドライアイのサブタイプ診断および治療には、眼表面の層別診断・層別治療(TFOD・TFOT)が有効であり、TFOD・TFOTを習得することがドライアイ攻略の近道となる。本講演では、ドライアイの病態生理の考え方に加え、TFOD・TFOTに基づくドライアイのサブタイプ別診療に役立つチップスを紹介する。