3D digital monitor映像で手術が行える市販2機種の求める方向性と現状について述べる。そのうえで、高精細なモニター映像描写の潜在能力が極めて高いにも関わらず、ARTEVO800(850)が満足できるモニター映像を描出できなかった原因について、またその原因を解決することで接眼部像を凌駕する非常に高精細で澄んだ映像が得られることについて手術映像を多用して説明したい。接眼部像を超えたモニター映像の描出は、これまで認識されていない様々な手術メリット(精緻な手術操作、真の低侵襲、病態の解明、理想的ポジション)をもたらしてくれることを、それぞれ詳しく解説できたらと思う。
高精細な映像を得るには、カメラコントロールユニット(CCU)の適切な設定が必須であり、市販機に落とし込むべく本国Zeiss社への情報提供と協議を継続している現状にある。Zeiss社の現行ARTEVO850のモニター映像の実力についてと、今後映像改善に向けて予定されているバージョンアップ等についても話ができればと考えている。